できるなら避けたい損切り、この損切りをしないようにするためにはどうすればいいのでしょうか?
私が思うことは3つです。
- 損切りをなるべく避けるために、損切りが少なくなるような環境認識を行う
- 環境認識をしたら、その自分の立てたシナリオを信じる
- そのシナリオに沿ってトレードをする
この3ステップですね。
この記事では、FXにおける環境認識について書いていきます。
FXで損切りしないためには、環境認識を徹底的に丁寧に行うこと
損切りをできるだけ減らすためには、損切りにならないような場所でエントリーをすること。
また、損切り幅が小さく、利幅が見込めるポイントでエントリーすることが重要です。
何、当たり前のことを言っているんだ???
という風に聞こえるかもしれませんが、言葉で書くのは簡単です。
「なんでここで入ったんだろう?」というトレードが、あなたにはありませんか?
トレードにおいては、そんなことがしばしば起こるものなのです。
こうした無駄なトレードをしないために、「環境認識」をもう一度大事な概念として受け入れてみてください。
一通り環境認識について学び、それに沿って丁寧にトレードすることで、自分自身が納得するトレードができるようになりますから。
では、どうやって環境認識をすればよいのでしょうか?
それは、あなたがお手本とする方のやり方をまねてください。
お手本となる方は、あなたが好きと思う方がおススメです。
結果を出している人だから、とか、有名な人だから、とか、で選ばないこと。
あなたの心がざわつくような方を選ばないことがポイントです。
その上で、あなたのお手本とする方がどのようなチャートパターンになったらエントリーをするのか、その方とだいたい同じポイントを見つけられるようになるまでチャートで練習すること、私はそうして来ました。
あなたがいいなぁと思うような方でないと、素直に聞くことができないので、好きな人を選んでくださいね。
ここも結構大事なポイントですよ。
自分とスケール感が違う方や心がザワッとするような方の話は、同じ話を聴いていたとしても抵抗感が生まれます。
その方がどんなところでエントリーをしているのか、完璧に同じでなくても大丈夫なので、そのイメージをしみこませてみてください。
こうして練習を繰り返ししていると、段々と感覚が近づいてきて、自分でも自然と引くべきラインが見えてくるようになってきます。
そして、やがて、それが自分の「型」として落ち着いてくるのがわかります。
チャートで練習すればするほど身につくので、これはやったもの勝ち。
その上で利益が出るようになってくると、そのチャートパターンでエントリーすることに自信がついてきますし、その自信がさらに気持ちの安心を生んで、結果、安定したトレードになる、という流れが起きてきます。
感情の安定が良いトレードにつながるんですよね。
ですから、環境認識を軽視しないでいただきたいです。
FXに関する情報は、短期間で大きな利益を得るということに偏りがち。
誰もが勝てるという甘い世界ではないにも関わらず、自分もできるような錯覚に陥りやすいものです。
私もその沼にはまり込んだ一人なので、よくわかります。
何でも一人前になるには何でもそれなりに時間がかかるもの。
FXも同じです。
自分の感覚を頼りにトレードしたり、負けたトレードの分析もしなかったり、ただレバレッジを効かせてトレードをしたり、このようなやり方をしていては、いつまでも変わりませんよね。
私も、やっと最近になって、環境認識の重要性に気付けるようになってきたところです。
環境認識はどちらというと地味な作業ですが、これを日々の習慣にしておけば、
- トレードが安定するし
- 感情に支配されずにトレードできるし
- なにより日常生活も穏やかになる
と私は感じています。
焦って取引してもトレードはうまくいかないし、損を取り返そうとしてトレードをすると根こそぎ持っていかれるし、トレードが原因で日常生活でイライラしてしまう経験はあなたにもあると思います。
不思議ですが、これは本当にそうなんですよね。
反対に気持ちに余裕があるとどうなるか?
結果が伴ったり、損失額も少なかったりします。
トレードにおいて大切なのは、気持ちの余裕であり、感情の安定です。
私は経験からそのように感じています。
その気持ちに余裕を持たせるためにすることが、環境認識だと思っていただけたらと思います。
では、FXの環境認識ってどのようなことをするの?
環境認識とは環境を認識するということ。
つまり、今、相場が上げ相場なのか、下げ相場なのか、もみ合い相場なのか、など、どちらの方向性なのかを認識することです。
この方法は先輩トレーダーさんが教えてくれたもので、私のオリジナルでもなんでもありません。
チャートがこの形になったらトレードをする、というシンプルなものなので、わかりやすいと思います。
その形とは、リターンムーブやレジサポ転換と言われるものです。
まずは、チャートのイメージ図ですが、以下のとおり。
売りの場合
買いの場合
私は4時間足、1時間足にラインを引いています。
日足は目で確認します。
まずは4時間足で上げ相場なのか、下げ相場なのか、ラインを引いて確認します。
次に、1時間足で上げ相場なのか、下げ相場なのか、ラインを引いて確認します。
これで、4時間足でも1時間足でも上昇相場なら、売りでのエントリーを待ち、4時間足、1時間足が下落相場なら買いでのエントリーを待ちとなるのでしょうが、私は押し目買い、戻り売りがまだまだヘタクソでうまくいきません。
損切りになることが多いです。
過去チャートなら、「ここかな?」というのはわかるのですが、リアルチャートで見極めるのは難しいです。
このような事情もあり、私は上記図のようなトレンド転換となる可能性があるところでエントリーできるよう環境認識をしています。
できるなら、4時間足も1時間足も同じ方向を向いていることが好ましいですね。
もし、方向性が一致していないのなら、エントリーする時間足に沿った時間軸でのトレードとなります。
つまり、4時間足でのエントリーなら、少し長めのスパンでトレードをすることになるということです。
ただ、イメージ図をチャート上で探すのは、どうしても慣れが必要なので、毎日チャートを見て、できないなりにもラインを引くクセをつけることが大事です。
最初は、
「どうしてそれを見つけることができるの???」
と不思議に思うことばかりですが、次第にチャートを見る目が良くなってくるので、続けてみてください。
必ずできるようになりますから。
ここはどうしても数をこなすことが求められます。
繰り返しますが、私はこの方法一択でトレードするようになって、トレード回数は1日に1回とか、数日に1回とか、回数は激減しましたが、利益は出せるようになりました。
まずはシンプルな方法で利益が積みあがる経験をするのが大事ですね。
利益が出始めると自分の型に自信が持てるようになるので、この感覚をつかんでみていただきたいと思っています。
最後に注意点を一つだけ伝えておきますね。
イメージ図の形だけにとらわれると、下げ相場の終わりの方でエントリーしてしまって、その後トレンド転換して損切りになってしまうこともあります。
なるべく高いところで売りたいし、なるべく安いところで買いたいので、イメージ図だけに囚われないようにしてください。
FXにおける環境認識のまとめ
- 損切りをなるべくしないようにするために、エントリーポイントを精査する
- そのために、丁寧に環境認識を行う
環境認識の方法は、
- 4時間足、1時間足でラインを引く
- イメージ図のところでエントリーをする
という流れです。
環境認識に関しては以上になります。
次の記事で、自分が行った環境認識を信じる!ということについて書いていきますね。
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